マインドフルネスの実践で寝る前に頭の中を出来るだけ空っぽにして寝たら

（私の場合、寝るときの瞑想は吐く息に意識を置いて、ゆっくりと息を吐くごとに10からカウトダウンしていきます。一つ数えるごとに深く潜在意識の中に落ちていくイメージで）

明け方の夢で複雑な気持ちになる事に。

小学生の頃か中学生くらいか…友だちが家に来てくれて夕食を食べてもらうシーンの夢を見た。

ポテトサラダらしきものを盛り付け配る私

スープをよそうのにしっぱいしたあたりからお母さんがイライラしてキレる

用意してくれていたものがあったようだが（あっ、準備してくれてたんだと心の片隅に思う私）それをおたまで床にぶちまけはじめるお母さん…カーペットに染みていくのを見ながら…（帰ってもらわないとな…悪かったなぁと友だちに申し訳ない気持ちと、私が余計なことをしなければ…こんなキレなかったのにと罪悪感で満ちていく心）

お友だちも怖いだろうから、『帰ってもいいよ』って言わなきゃ。

せっかく来てくれているのに申し訳ない気持ちとそんな醜態を見せるお母さんの姿を見られてしまった悲しさで目覚め夢うつつに思考が彷徨う

思い返せば小学生の頃…大変さを全身にまといつけ、いつも具合悪そうに歩くお母さんの姿を同級生に見られ、お前の母さん、気持ち悪いなとか言われ、そんな事を言われる親を持つ事がとても恥ずかしく思えた時期があった。

だから、私はどんなに大変でも子どもに愚痴ばかり言ったり、髪振り乱して大変そうな様をアピールしたりするまいと子ども心に誓い今がある。

そういえば亡き養母は（アルツハイマー型認知症だったので）

最後は私の存在さえ忘れて逝ってしまったけれど…自分で産んだ子ども達の記憶は残っていて、見舞いに行くたびに子育て時代の思い出話をしていたっけ。

ただ、記憶がまばらになっていく途中で一度だけ「なちこには何にもしてあげなかったね〜」と呟いていたので多少罪悪感はあったのだろうか。

やはり血の繋がりのない私の事はうまく愛情が持てなかったのだろう…仕方のない気もする…物心ついてからの記憶に気にかけてもらったり可愛がってもらった思い出はない。

HSPの私は無邪気で可愛げのあるタイプではないので…また周りの人の気持ちも察してしまうのでわがままも言えず感情が抑制されがちで大人しく見える。

たまたま手が触れた時に「冷たい手だね、だから心が冷たいんだね」のような事を言われたことがある。

心が冷たいって思われていた事は幼いながらショックで50歳を過ぎた今も忘れられない言葉だ。

普段は怒らない人だったが（私が小学校4年生くらいには、泊まりの家政婦の仕事などをしていて殆ど家にいたことがないので接点が少なかったのもある）

たまにキレるとヒステリックに私のお気に入りのワンピースを切り裂いたり、竹の枕で何度も叩き続けたり…捨て子のくせにと罵られたり…ろくな思い出がない。

生まれてすぐに置き去りにされた私を育てることにしたのは、やはり親のない自分の姿と重ねたからかもしれない。

自分の悲しさでいっぱいいっぱいの人だったと思うと可哀想な人だったと思う。

私に子どもが生まれてからも…孫の顔をみに遥々隣の市から自転車漕いで来てくれたのは亡き養父だけだったなぁ

生みの親を知らない私にはあの2人がお父さんとお母さんでしかない

今でも2人並んでテーブルを囲んでニコニコ私を待っている夢を見る事もある…実際にはなかった光景を夢が見せてくれるのか…

強がって生きてきたけれど、どこか、無償の親の愛を受けずに育った寂しい気持ちがあるのだろう

瞑想などで思考から一度切り離してあげると日常の諸々から離れ…閉じ込めていた思いに気付く事が多い