香りの中の記憶
フワッと甘く柔らかな香りに包まれた瞬間
今朝、雨が微かに降った形跡を感じながらスクーターで駅まで向かっていた
突然フワッと甘い香りに包まれ、わたしの脳裏に雨に濡れた夜道が浮かぶ
季節の変わり目にその年初めての金木犀の香りを感じる時は いつも雨上がりの夜だった
湿ったひんやりとした空気の中で感じるそこはかとない香り
仕事帰りの疲れた足取りを癒すように薫ってくる金木犀の花の香り
あの記憶の中の路地はどこだったのか
お疲れ様ってわたしを包んでくれる金木犀の香り我が家でも再現したくて新居に越してきたときに瓦礫だらけの庭に苗木を植えてみたけれど
まだまだ小さくて少しだけ花が咲いているのに気づいたのは昨日のこと。
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